エクオールと乳酸菌

最近、女性の更年期障害に関してエクオールの効果が伝えられています。乳酸菌やビフィズス菌など、エクオールについて詳しくまとめてみましょう。

 

エクオールとは?

まずエクオールというものがどういうものか、まだご存じのない方も多いのではないでしょうか。しかし大豆イソフラボンが女性ホルモンの代わりをするため、更年期障害予防と改善に良いと言われていることはご存じの方も多いはず。このエクオールこそ、大豆イソフラボンが更年期障害に効果があることに深くかかわっているのです。

 

大豆イソフラボンに含まれるダイゼイン、グリシテイン、ゲニステインの3つの成分の中のダイゼインだけ、腸内細菌によって代謝されてエクオールという物質に変化していきます。このときに活躍する腸内細菌こそ乳酸菌やビフィズス菌ということなのです。

 

エクオールの働き

ではエクオールの働きというところで見ていくと、エクオールの活性自体はエストロゲンの100分の1とも1000分の1とも言われています。しかしエストロゲンが不足すると、エストロゲン受容体にエクオールがジグゾーパズルのようにはまるのです。それによって肌、骨、血管、脳などをエストロゲン不足による症状から守ってくれることになります。

 

またもう一つの効果としてエストロゲンが過剰になっているときにも、エクオールが活躍してくれるとのこと。エストロゲンが多いと、1つのエストロゲン受容体に幾つものエストロゲンが群がって、イス取りゲームのようなことが起こります。

 

このときにもエクオールがサーッとエストロゲン受容体にはまり込んで、エストロゲン過剰の作用を弱めてくれます。エストロゲンが増えてしまうと子宮筋腫や乳がんなどになるリスクも高まり、いろいろな支障が出てくると言われているのです。

 

エクオール調査結果

日本更年期医学会による2日間のエクオール調査をしました。更年期障害の軽い人と重い人に同じ量の食事をしてもらい、24時間蓄積した尿中のエクオール量の測定を行なったのです。その結果、更年期障害の重い人の方がエクオール量はずっと減っていました。つまりエストロゲン受容体に使われたと考えられるのです。

 

エクオールと乳酸菌やビフィズス菌の関係

ダイゼインという成分が乳酸菌やビフィズス菌によって代謝され、エクオールという物質ができるということですが、乳酸菌やビフィズス菌ならなんでもOKなのでしょうか。マレーシアでトップクラスの大学であるマレーシアプトラ大学研究班からは、特にビフィズス菌ブレーベ15700とビフィズス菌BB536に効果が高いことが報告されました。

 

また乳酸菌ラクトコッカス20-92株が特にダイゼインをエクオールに作り替えることができる乳酸菌だということも大塚製薬が解明しています。まだすべては解明されていないようですが、今15種類の腸内細菌に効果があることが分かっており、特にこの3つは高い効果があるとのこと。

 

乳酸菌は特に重要

乳酸菌がどうしてエクオールと深い関係があるかというと、ラクトコッカス20-92は直接エクオールを代謝によって作り出しますが、他のビフィズス菌にも同じ効果があります。そして乳酸菌はこれらビフィズス菌が腸内で存在しやすい環境をつくる効果があるため、ダブルでエクオール生成に活躍しているということなのです。

 

つまり特にラクトコッカス20-92以外の乳酸菌でも、エクオールを作るビフィズス菌を生存しやすい環境にしてくれます。そういう意味では乳酸菌の力はあなどれません。

 

体内でエクオールがつくれる人、つくれない人

例えば大豆製品を食べたときに、体内でエクオールが作れる人と作れない人がいます。日本では50%の人しか作れないと言われていますが、実は欧米ではその半分程度の20〜30%しか作れません。つまり日本人はまだ作れる人が多い方だったのです。その理由は大豆製品を多く食べる日本だからと言われています。

 

また大豆イソフラボンを摂取しても更年期や老化に効果が出ない人というのは、このように体内でエクオールが作れない人なのです。そんな人こそ乳酸菌やビフィズス菌を摂取して、腸内でダイゼインからエクオールを作り出すようにしなければならないのではないでしょうか。

 

「女性ホルモン不足を感じたら大豆イソフラボン」ではなく「女性ホルモン不足を感じたら大豆イソフラボン+乳酸菌やビフィズス菌」ということなのです。

 

ダイゼインは何から摂取できるのか

ダイゼインは大豆に多く含まれているので、大豆製品を摂取することが一番簡単です。また美容界では知られている、タイのプエラリアやクズのような植物やハーブにも含まれています。特にペラリアはバストアップサプリなどにも使われているようです。しかし一般的には大豆製品の豆乳、豆腐、納豆、味噌、醤油などからの摂取がおすすめです。

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